チョーク流 ($P_B/P_A \le 0.528$): $$ G = A_{eff} \sqrt{\gamma P_A \rho_A \left( \frac{2}{\gamma+1} \right)^{\frac{\gamma+1}{\gamma-1}}} $$
非チョーク流 ($P_B/P_A > 0.528$): $$ G = A_{eff} \sqrt{\frac{2\gamma}{\gamma-1} P_A \rho_A \left[ \left( \frac{P_B}{P_A} \right)^{\frac{2}{\gamma}} - \left( \frac{P_B}{P_A} \right)^{\frac{\gamma+1}{\gamma}} \right]} $$
密度$\rho_A$は湿度を考慮した仮温度 $T_v = T_A(1+0.61w_A)$ を用いて $\rho_A = P_A/(R T_v)$ で計算。
$w_k$ が飽和混合比 $w_{sat}(T_k,P_k)$ を超えたら、超過分 $\Delta w = w_k - w_{sat}$ を即座に凝結:
$$ T_k \mathrel{+}= \frac{L \Delta w}{c_p},\quad w_k = w_{sat},\quad P_k \mathrel{-}= \rho_{dry}\Delta w R_v T_k $$(部屋0は外気を想定)、部屋1:客室、部屋2:後部圧力隔壁直下流部、部屋3:垂直尾翼中央部、部屋4:垂直尾翼前方部、部屋5:水平尾翼貫通部、部屋6:APU防火壁部、部屋7:床下貨物室、部屋8:コックピット
部屋3および部屋4の垂直尾翼は事故調査報告書のモード3を使用
通気口面積は縮流係数を設定から掛けた値を内部計算で使用。ただし報告書の圧力隔壁開口面積1.8m2は例外的に有効面積として扱うため、1.8/0.7=2.57を初期設定値としてます。
耐圧ゼロは常時通気可能。破壊可能未チェックのドアは毎フレーム耐圧との比較計算を行います。チェックのドアは破壊後は耐圧比較は行われません。
ドア1が圧力隔壁。ドア18がAPU防火壁。ドア10が垂直尾翼。
部屋1、2、5、6、7、8の減圧速度を事故調査報告書に合わせるに上記の設定に加えて、ドア15のブレードシール耐圧を9999にして破壊不能にしました。
部屋3,4の減圧速度を事故調査報告書に合わせるには、ドア10の耐圧4.75psiをマイナス0.41して4.34を設定しました。これは報告書では翼面上の圧力の影響と説明されてます。
(*根拠はよくわかりませんが合わせるために)部屋3の容量を25m3にしまして、ドア13のドーサルフィン開口面積を0.2m2にして耐圧を2.6psiにしました。
これらを考慮する前の設定変更前のシミュレーションはこちらです。
各部屋へのエアコンによる空気の流入を表します。部屋idは流入先の部屋番号、流量は質量流入速度[kg/s]、温度・湿度は流入する空気の状態です。常に一定の流量で流入し続けるものとして計算します。
部屋1が客室、部屋3が垂直尾翼、部屋6がAPU防火壁の手前
客室高度警報は69.7kPa(事故調査報告書では1.656秒後)
酸素マスク落下(プリレコーデッドアナウンス開始)は59.5kPa(事故調査報告書では2.538秒後)
をそれぞれ下回った時点
湿度100%を超えた場合の水滴の溜めこみは考慮してないです。
時刻[sec],気圧[psi],温度[C],相対湿度[%]
ドア1が圧力隔壁。ドア18がAPU防火壁。ドア10が垂直尾翼
時刻[sec],破壊されたか,差圧[psi],質量流量[kg/s],チョーク流か