Webブラウザで動作する日航123便DFDR航跡 created by cooyou.org

誰でも日航123便の航跡や航空機の姿勢を確認できるWebブラウザで動作するソフトウェアです。
データは日航123便事故調査報告書のDFDRデータグラフから読み取っております。
したがいまして、読み取り誤差もあるかと思いますので、ご了承ください。
位置や姿勢のデータとして使用しているものは(ソフトウェアでは数字の1は省略して表示してます)
TAS1(真対気速度) [ノット/h]
ALT1(気圧高度) [feet]
RLL1(横揺れ角) [度]
PCH1(縦揺れ角) [度]
HDG(機首方位) [度]
時刻

データ数はそれぞれ5100あります。
航跡の地図上の位置はHDGとTASからのみで計算しておりますので、厳密ではありません。事故調査報告書の航跡とは少し異なります。
※HDGは異常事態発生前の方位が248度となるように読み取りました。
墜落前の18:56:20秒以降は読み取れないデータが多く適当に補完してますので、信用しないで下さい。

航跡は赤線で表示されます。
航跡の地平面投影は青の線で表示されます。地上は高度0mの平坦としてます。
赤線に航空機が配置されます。航空機の高度まで赤紫の線が垂直に地上から伸びます。
航空機の上にデータの文字表示があります。前述の読み取りデータが表示されます。加えてデータ番号NO.が表示されます。
俯瞰モードとフライトモードの2種類あります。それぞれ別ページです。
異常発生時付近の時間帯のみの詳細な飛行解析についてはまた別ページで2種類作成しました。

俯瞰モード

俯瞰でカメラを移動するモードです。
動作イメージ

JAL123 DFDR research simulator リンクをクリックして動かすことができます。

初期表示では、北が上となります。位置の数値(west-east、south-nourth)は便宜上のものです。

説明
*スライダーバーはドラッグの他に、フォーカスをあててから、キーボードの左右矢印キーで細かく移動できます。
・skip plane : 航空機の表示頻度を決めます。数が少ないほうが多くなります(処理が重くなります)。1ですべてのデータで表示します。
・skip scale : 航空機の大きさの倍率を決めます。1が原寸大です。100であれば、縦横高さがそれぞれ100倍となります。
・tilt[degree] : カメラの縦の角度です。単位は度。プラスが上向き、マイナスが下向きです。
・pan[degree] : カメラの横の角度です。単位は度。プラスが右向き、マイナスが左向きです。
・west-east[m] : カメラの東西位置です。単位はm。スライダー左が西移動、スライダー右が東移動です。
・south-nourth[m] : カメラの南北位置です。単位はm。スライダー左が南移動、スライダー右が北移動です。
・height[m] : カメラの高度です。単位はm。スライダー左が低く、スライダー右が高くなります。

・display info : 航空機上に表示される情報を表示/非表示にします
・display plane : 航空機を表示/非表示にします
・display pin : 航空機下に延びる線を表示/非表示にします

フライトモード

航跡に沿ってカメラを移動するモードです。
動作イメージ

JAL123 DFDR research simulator2 リンクをクリックして動かすことができます。

説明
*スライダーバーはドラッグの他に、フォーカスをあててから、キーボードの左右矢印キーで細かく移動できます。
・skip plane : 航空機の表示頻度を決めます。数が少ないほうが多くなります(処理が重くなります)。1ですべてのデータで表示します。
・skip scale : 航空機の大きさの倍率を決めます。1が原寸大です。100であれば、縦横高さがそれぞれ100倍となります。
・NO. : 現在のカメラが位置する番号です。これをスライドすると航跡に沿って移動できます。
    NO.の下に航空機の情報を表示します。(X,Y,Zはアプリ内の位置の目安)
・tilt[degree] : カメラの縦の角度です。単位は度。プラスが上向き、マイナスが下向きです。
・pan[degree] : カメラの横の角度です。単位は度。プラスが右向き、マイナスが左向きです。
・height : カメラの航空機からの高度です。マイナスが低く、プラスが高くなります。

・display info : 航空機上に表示される情報を表示/非表示にします
・display plane : 航空機を表示/非表示にします
・display pin : 航空機下に延びる線を表示/非表示にします


異常事態発生時付近の飛行解析

異常事態発生時付近は報告書でDFDR拡大図というものがあります。
18:24:31から18:24:51までの詳細なグラフとなってましてDFDRから16種類のグラフがピックアップされてます。
それらの全てのグラフを読み込んで、デジタルデータ化してシミュレーションに組み込みました。
異常事態は18:24:35.5付近で発生してますが、その瞬間はほとんど姿勢変化がないことが確認できます。

俯瞰


異常事態発生時付近の飛行の詳細を確認できます。航空機は半透明で表示されます。
初期位置からpanしていただくと分かりやすいです。
JAL123 DFDR research simulator3 リンクをクリックして動かすことができます。

説明
俯瞰モードと同じですが、速度としてTASではなくCASを使ってます。
初期設定ではscale plane=0.18として実際よりも小さく表示させてます。

位置固定


航空機の位置を固定で見ることができます。姿勢の細かい変化を確認できます。NO.のスライドを動かしてみてください
JAL123 DFDR research simulator4 リンクをクリックして動かすことができます。

説明
*スライダーバーはドラッグの他に、フォーカスをあててから、キーボードの左右矢印キーで細かく移動できます。
・degree scale : 航空機の姿勢角度の倍率です。1が実際の角度です。大きくすることで姿勢の変化が分かりやすくなります。
・NO. : 現在の航空機が位置する番号です。これをスライドすると姿勢や情報表示が変化します。
    NO.の下に航空機の情報を表示します。(1および2の数字は省略)
時刻
ALT1(気圧高度) [feet]
CAS1(対気速度) [ノット/h]
RLL1(横揺れ角) [度]
PCH1(縦揺れ角) [度]
HDG(機首方位) [度]
AOA(迎え角) [度]
LNGG(前後方向加速度) [G]
LATG(横方向加速度) [G]
VRTG(垂直加速度) [G]
CCP(操縦桿の操作量) [度]
CWP(操縦輪の操作量) [度]
PED(方向舵ペダルの操作量) [度]
EPR(エンジンの出力)*4つのエンジンの平均
HSTB(縦のトリム装置の変位量) [ユニット]
CMD1
LOC2[DOT]

・tilt[degree] : カメラの縦の角度です。単位は度。プラスが上向き、マイナスが下向きです。
・pan[degree] : カメラの横の角度です。単位は度。プラスが右向き、マイナスが左向きです。
・west-east[m] : カメラの東西位置です。単位はm。スライダー左が西移動、スライダー右が東移動です。
・south-nourth[m] : カメラの南北位置です。単位はm。スライダー左が南移動、スライダー右が北移動です。
・height[m] : カメラの高度です。単位はm。スライダー左が低く、スライダー右が高くなります。

・enable ALT : 航空機の高度変化を有効にするかどうかです。チェックすると上下動します。


日航123便の調査に自由にご利用ください。
日航123便のcooyou.orgによる考察動画シリーズはこちらです。
追加考察ページはこちらです。